登録販売者関連事業と障害を持つ方の就労支援

厚生労働省の新しい資格として登録販売者が医薬食品局の審議会において大詰めを迎え始めた平成19年5月に新しい事業展開として参入を決定した。まず、第一の動機として、安定した非営利活動の展開していくために収益を得る新しい事業が、必要不可欠な状況があった不況の福祉業界を背景に、ホームヘルパー、ガイドヘルパー等の各種研修事業の受講者数が大幅に減少した。いくつかの事業提携先もそれに起因して廃業、撤退を余儀なくされた。事業を実施するなら、体力が残る内に全国的な展開をと考え、全国で始めて研修、教材事業を8月から手掛けた。その後東京、大阪、名古屋、広島、福岡、仙台と順次計画し実施した。その中で次々と大手事業者が参入してきた。今後は、小規模ながら、研修を核に人材の紹介や、合格後のスキルアップ等にも参入していきたいと考えている。

 もう一つの大きな目標は、様々な障害を持つ方々の就労を支援していくこと及び生活が成り立たない等の理由から心ならずも福祉業界を去る人々の新しい就労の場として医薬品販売の業種への就労を支援していくことである。医薬品の第2類、第3類等の医薬品を全種類を薬剤師と全く同じ条件で販売できるということは、職業として安定した収入を得ていくメリットと共に人の健康と生命に重大な責任を必要をすることである。副作用への知識も幅広く身に着けていくことが不可欠である。現在も、C型肝炎の問題が日夜、マスコミ、マスメディアに取り上げられており、医薬品を適切に販売していく登録販売者に求められる資質は並大低のものではない。こうした職種に難病や全身性障害を持つ方が、就労できないか、そうした活動を支援できないかと考え、全国的な医薬品販売事業者、協会等にも複数接触している。広義的なハンディキャップという視点からはフリーターや、派遣労働者、シングルマザー等、また就労意欲があるホームレスの生活向上のための支援活動としてNPOや非営利組織との連携が機能すれば、社会の中で再生を目指す方々の大きな転換の機会となり得ると考える。基本的に医薬品や業界に関心があり適正に面接や就労の場で企業等に選ばれる人材となり得ることが条件と考えるが、そうした就労機会を創り出していくことが今後のWell-Beingのひとつの目標として位置づけていきたいと考えている。

先日も重度の内部障害を持つ女性を支援し、無事、ドラッグチェーン店への就労を果たした。今後彼女には合格に向けて、様々な支援活動をしていきたいと考えている。障害を持つ方には、生命関連製品としての一般用医薬品の重要性を理解しセルフメディケーションの適切に支援していくことができる人材はとても多いと思う。障害を持つことの苦しみ、人の痛みをまず自らが理解されている方が多い。実際にWell-Beingでガイドヘルパー等を受講、資格を取得し、活躍している方も多い。幅広い障害者の方々の就労を支援していくことは、Well-Beingが今後担うべき新しい活動の柱であることを肝に命じて事業展開していきたい。またこの文章を読んで頂ける方々よりご指導を頂いたり、協力関係を築いていければと有難いと考えている。よろしくお願いします。